ボーイズロード ―first season―
ただ一つだけどうしても慣れないことがある。
それは、ニーナとのマンツーマンだ。
放課後は琢が部活に行き、スクールバスで通う若月も早い時間に学校を出る。
ニーナは市営のバスで通学しているため、学校から10分くらいのバス停まで歩く。
そのバス停までの距離が、徒歩で通う俺の通学路とかぶるのだ。
学校からわざわざ一緒に帰るわけではないが、道の途中で会ったりすると、やっぱり一緒に帰ることになる。
何が気まずいって、その空気だろう。
あいつが何を考えているのか、俺にはまったく読めないんだ。
飄々としていて掴みどころがないというか、会話をしていても本気なんだか冗談なんだかよくわかんねえし。
まあ別に、あいつの考えなんて読むつもりもないんだけどな。
それは、ニーナとのマンツーマンだ。
放課後は琢が部活に行き、スクールバスで通う若月も早い時間に学校を出る。
ニーナは市営のバスで通学しているため、学校から10分くらいのバス停まで歩く。
そのバス停までの距離が、徒歩で通う俺の通学路とかぶるのだ。
学校からわざわざ一緒に帰るわけではないが、道の途中で会ったりすると、やっぱり一緒に帰ることになる。
何が気まずいって、その空気だろう。
あいつが何を考えているのか、俺にはまったく読めないんだ。
飄々としていて掴みどころがないというか、会話をしていても本気なんだか冗談なんだかよくわかんねえし。
まあ別に、あいつの考えなんて読むつもりもないんだけどな。