無。
しりたい
思えば昔から可愛げなんかなかったような気がする。
物心ついた頃から周りを冷めた感情で見つめていたような気がする。
でもそれなりにいた友達とは笑いあって、喧嘩して、泣いて、仲直りして‥‥と
全力で心を開いてぶつかりあったりもした。
どうしてそんな事もできなくなったんだろう?
そうやって全力で怒ることも、
悲しむことも泣くことも無くなってしまった。
かかわり合うことも面倒になった。
まともにぶつかり合うことが馬鹿らしく感じた。
こんなちっぽけな自分達だけの世界で、
何を足掻いてるんだろう叫んでるんだろう
全力で自分というものを探していたんだろう―