無。
人が嫌いな訳ではありません。
友達が悲しんでいたら私も悲しい。
喜んでいれば私も喜ぶ。
だけど立場が逆転した時、
一緒に泣いてくれる人とか笑ってくれる人なんて居ないんじゃないかと思った。
私だけが、心を開いて友達になることを望んでいるようで虚しかった。
私自身が自分をそう思わせたのかもしれないのだけど。
傷つきたくないから、ひとりで居ることを選んだ。
不思議と失ったものなんかないと思えた。
嫌われたくないってことばかり考えて、顔色をうかがって言葉を選んで‥‥
しょうもないと思った。
なにより、そんな芝居のような毎日は自分には向いてないと思った。