無。
自分の心に自分で蓋をした。
それが自分を守る術だと思い込んで。

やすらかな気持ちになれたから。
どんなに周りに置いていかれようとも
どうでもよかった。

自分を守れればそれでよかった。

時々見え隠れする
―「愛されたい」
―「想われたい」

全部全部見て見ぬふりをして、
ただただ時の流れに身を置いた。
流されて流されて‥‥
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