フレッシュ！ 学園のアイドル！

「私も同感。アニメ曲を披露するのも悪くないって思っているから」
「智恵まで、そんな事思っているんだ」

　更に美穂までもが…

「私も同感かなー？」
「美穂も…」
「別に芽琉香をバカにするんじゃないけど。アンタにはアニメ曲で勝負に出れば勝てるような気がするんだよねー」
「なーんで、そんな事が分かるの？」
「私の勘だよ。私の勘って意外と当たるんだよね」

　そう。

　美穂って結構、鋭い勘を持っているのだ。
　生まれつき霊感が強いって言う話だし。

　私たち３人から促され、芽琉香は考え始めた。
　美穂は芽琉香に決断を迫った。

「もう考える余裕は無いと思うよ。あのアニメ曲を歌うって決めなさいよ」
「少し考えさせて」
「時間が無いんだよ？　今すぐ、ココで決めな」
「うーん」
「うーんじゃない」
「アンタたちが、そう言うなら」

　こうして、芽琉香は先生大好きって言う曲を歌う事に決めた。