フレッシュ! 学園のアイドル!
「ちょ、ちょっとそれは!」

 いきなりの展開に佐貫さんは頭が混乱しちゃった。

「あとは自分で練習するからねー。静香はもう、イイよ」
「でもまーだ、完全にマスターしていないよね?」
「大丈夫だよ心配しなくても」

 更に佐貫さんは自分なりにアレンジするかもしれないと話した。
 どんなアレンジをするのかは教えてくれなかったようだ。
 美穂が質問した。

「じゃあもう、芽琉香の指導をやっても問題ないんだ?」
「はい」

 美穂が目を輝かせ、ハッスルし出した。

「よっしゃー! だーったらぁ、思いっきり芽琉香に特訓出来ちゃうよねー! 芽琉香も本番に向けて、大いに頑張るんだよー!」と言って、美穂は芽琉香の腕をバシーンと叩いて気合いを入れさせた。
「う、うん!」

 芽琉香の方は緊張しちゃって。

「先ずはリラックス、リラックス」と言って私は芽琉香を落ち着かせた。
「ハハ」

 苦笑いする芽琉香。
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