フレッシュ! 学園のアイドル!
私たちが再び動き出したのは年が明けてからだった。
授業中、後ろの席に座っている美穂が右脇越しからソッと紙切れを差し出して来た。
驚いて振り返ると美穂は黙ってうなずいた。
紙切れはメモ用紙だった。こう書いてある。
活動、再開するよ。
…ってね。
そしてこの人の夕方、カフェ『キディ』に私たち5人が久しぶりに集結した。
カフェラテやコーヒーを飲みながら語り合うのだ。
話しの内容は音楽活動再開である。
「キッカケは芽琉香だよ」と美穂。
芽琉香が自分の今の心境を語り始める。
「私ィ、学園のアイドルじゃない? でもだからと言って、特別な事はやっていなくてフツーに学園生活を送っているだけ。それじゃあ、つまんないと思っているの」
「活動再開って言うのは?」
私の質問に佐貫さんが話しを始めた。
「木之元さんはアイドル活動をしたいと思っているのです」
「どんな活動?」
授業中、後ろの席に座っている美穂が右脇越しからソッと紙切れを差し出して来た。
驚いて振り返ると美穂は黙ってうなずいた。
紙切れはメモ用紙だった。こう書いてある。
活動、再開するよ。
…ってね。
そしてこの人の夕方、カフェ『キディ』に私たち5人が久しぶりに集結した。
カフェラテやコーヒーを飲みながら語り合うのだ。
話しの内容は音楽活動再開である。
「キッカケは芽琉香だよ」と美穂。
芽琉香が自分の今の心境を語り始める。
「私ィ、学園のアイドルじゃない? でもだからと言って、特別な事はやっていなくてフツーに学園生活を送っているだけ。それじゃあ、つまんないと思っているの」
「活動再開って言うのは?」
私の質問に佐貫さんが話しを始めた。
「木之元さんはアイドル活動をしたいと思っているのです」
「どんな活動?」