フレッシュ! 学園のアイドル!
「あ、ありがとう」
 
 芽琉香はボトル缶コーヒーを受け取り、蓋を開けて飲み始めた。

 冷たくて美味しい。
 丁度、喉が渇いていたから気持ち良く潤す事が出来た。

 佐々木の方はもう1本のボトル缶コーヒーを飲み始めた。
 2人は傍のベンチに腰掛けて一息付いた。

「練習の方、かなりハードにやっているみたいだな?」

 一口飲んだ芽琉香。

「別に大した事じゃないよ。覚えが悪いから、ちょっと練習に力が入っているだけ」
「それにしちゃ…、かなりハードじゃねー? 何となく、無理しているって雰囲気だよな?」
「私としては、コレがフツーなの」

 え? 

 これがフツー?

 何となく無理をしているような…

 佐々木はこう思うのだった。
 もっとツッコミをいれようと思った佐々木だけど、それ以上は何も言わない事にした。
 あまり言うと芽琉香は又、不機嫌になってしまうからだ。
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