二次元にしか興味の無い僕がクーデレ同級生に恋をしてしまった様です

序章 暮井優翔

僕の名前は『暮井 優翔』
最近此処に引っ越して来たところだ。
前の学校では訳あって学校には行かずに家でネットばっかりやっていた。
そのせいか僕は『二次元コンプレックス』になっていた。
まぁ、簡単に言うと3次元の女性には興味が湧かなくなったって言うことだ。
今年から新しい学校な訳なのだが、僕は今年で中学三年生。
即ち、友達を作る必要が殆ど無いのだ。
それは、僕にとってとても好都合だった。
理由は簡単、僕が『コミュ障』だからだ。
というか、前の学校で学校に行かなかった理由と言うのは友達が1人も出来ずにイジメられていたからだ。
友達が居ればイジメられなかったのかと言われたら何も言えない。
僕は引きこもる前から結構重度な『ヲタク』だった。
聴く音楽と言えば某CALOID位だし、休日はゲームかネットかアニメだったし、使ってるパソコンは痛パソだし、秘密のファイルの中身は全部二次元の女の子の画像(なお全部R18ものだった模様)だったし、確かにヲタクは嫌われがちだったからイジメられても仕方なかったかも知れない。
でも僕にはそんな日々が耐えられなかった。
ちなみに引っ越した理由は全く学校でのイジメは関係ないんだけどね☆
引っ越した理由は父と母の離婚。
母親がわに付いた僕は母と一緒に遠くに引っ越したのだ。
『そう言えばこんな事考えている場合じゃない』
と言うことを思い出した僕は急いで明日の学校の支度を再開した。
明日からは新たな学校での生活が始まる。
友達は作らなくても良いとはいえ1人位は欲しい。
楽しみと不安の入り交じった感情の中、僕は、画面の中の彼女に『お休み』を告げ眠りについた。