HEAD/phones~ヘッド・フォン~

「なんだ?!今のは?」

ノブオは不思議そうに辺りを見回す。

「…上の階からだ」

健太郎が言うと、ノブオの顔色が変わった。

「まさか!」

ノブオは慌てて階段へと走って行った。
健太郎は暗闇の中、一人呆然と立ち尽くしていたが、ノブオの後を追って階段へと向かった。

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