HEAD/phones~ヘッド・フォン~

「陽ちゃんは?」

健太郎はお決まりの質問をした。

「あいつ、またサボりか…」

「ほとんど来てないんじゃない?たまに取る出席さえなければ、俺も来ないんだけどなぁ」

「そうか?俺は意外と気に入ってたりするけど?だって、気持ち良く寝られるだろ?」

「そりゃそうだ」

ノブオは「よしっ!」と腰を上げた。

「今からあいつ起こしに行くか!」

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