俺が虜にしてやるよ。
何でこんなに人気があるのかな・・・。

私、ほんとに隣にいていいんですか・・・?


「・・・ア!マリア!」

「・・・へ?」

はっと気が付くと、クラス全員が私を見ていた。
黒板には私の名前が。

ん・・・?学級委員?

「投票の結果、学級委員は聖に決定だ!」

パチパチパチパチ・・・

え・・・?ええええええーーーーーー!?

「そんなっ、聞いてないんですけど!」

「それは聖が寝てたからだろ~」

「よろしくね~、マリアいいんちょ!」

ニヤニヤとしながらヤジを飛ばしてくる、派手めな女の子たち。

「これで、アイツがノア様と近づく事がなくなるんじゃない?」

「まじざまぁ~」


え・・・。

ヒソヒソと聞こえてくる声に、私は絶句した。

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