∞1208∞
「知らないです本当に!
だいたい…嫌がらせも本当にカッとしてやっただけで…
悪いとは思ってますけど」

ペタリと髪の毛が張り付いた女の子は
目をキョロキョロと動かしながら、
ヒートアップのスイッチでも押されたのかのように白くカサついた唇を止めない。


「だいたい、あ、あ、あなたが…
その…王子と…あっ!王子ってのはあの…まあいいや…
つまり、卑猥な、ですね!」
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