∞1208∞
「なーんでしょー」

味っけのない茶封筒はカサカサと音を立てる。

ぴり、と破いた瞬間だった。



「キリさあぁあん!!
ぶ、部長がお呼びです!」

社内のマドンナ、カヨコちゃんが血相を変えて駆け寄る。


「部長?」

「なんか、かなり御立腹です!
なんですかね、おー怖!」


ちょっと変わった、女の子カヨコちゃん。
彼女は菅野美穂に似た美人な女の子。
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