∞1208∞
YASAI
「なに言ってんのあんた。
そんなバカな事するとか、あたしどんだけ暇なのー。
やぁねぇ、ヒゲまだ剃ってないのにっ!いきなり来ないでよっ!」
「あ、そこ、どんだけ〜じゃないんや」
「あたしは女よっ!!!」
和義じゃないか。
まぁそもそも悪戯めいたもんだろう。
あたしは簡単に考えて
部屋に戻り全てをゴミ箱に詰め込んだ。
心地よい秋風がカーテンを靡かせて
ふぅ、とへたり込むと広い広い空が水色に染まっていた。