∞1208∞
ストッキングいらずの生足に中年親父の如く釘付けになりながら
その日は疲れてむくんだ足を引きずり、ストッキングを買いに行く。ちょっとイイやつ。

エステ言ってちょっと安心して
てもみん、にコソコソ通う。

則ち恋に夢心地になってたら、あたしの前からケリーもバーキンも消え失せる。

女子高生の制服は鉄の鎧。最強。
現を抜かせ若者よ。
歳には逆らえないからさ、今のうちに甘いだけの恋しとけうらやましいっ!

あたしゃ身を粉にしてハイブランドの鎧を買う。
子育てに意識ぶっ飛びそうになり
仕事に意識ぶっ飛びそうになり

あたしの鎧はあたしが買う。
大人になったら鎧の格はリアルになるから。
せちがらいったらありゃしない。
なっちゃったから仕方ない、大人。

だからちょっと浮かれていいだろうがよ!

「熾烈!」

「笑」

「挙げ句嫌がらせとかあんた前世すごい罪人なんじゃないの、笑」

「やかましいわっ」


女の道は厳しいぜよ。
志麻さん、おっしゃるとーりだよ。
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