∞1208∞


水色が広がりあたしの目を細くさせる。

田舎独特の、ひんやりした風があたしの髪に絡まり遊ぶ。
エレベーターを降りると愛車の顔を見つけ乗り込む。

窓は全開
寒いくらいの風を浴びて
田舎道をガラゴロと走って、田んぼを横切るあたしをカカシが見送る。

自由を手いっぱい

幸せを目いっぱい


鼻歌を口ずさみ駅につく。
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