∞1208∞
こめかみ・:*:・゚'★,。・:
「おかえりコウヤ〜!」
「こうたん〜会いたかったわよう!」
「だーから、なんで勝手に入ってくんねんて」
部屋に帰り着いた5分後
既に部屋は賑わいに溢れる。
笑いながら悪態を吐き
あたしはスリッパを鳴らし寝室のドアを開け
ベッドに座りため息をつく。
もはや嫌がらせなんてすっかり忘れ
元亭主と会ってざわついた心臓を宥めていた。