∞1208∞

いか


あたしはトモを好きだと思う。

其れは所謂
この、たこわさを好きな感覚に多分似ている。

彼はいつも笑うフリをする。
本当はきっと笑ってはいない。

其れは彼の目が不思議な魅力を放っているからなのか
深部に何か秘めているからかなのかは知らない。

ただ、あたしはこの男を思い時たま
今、箸に絡まった是と同じように
求め、摂取したいと云う素直な感情を抱くのだ。
< 7 / 168 >

この作品をシェア

pagetop