∞1208∞
「和義ー!誰〜?」


「……」


ちゃんと揃った眉をしかめ、和義の姿を探し、玄関へ行く。




「………なん!なんやこれは!」


「……ゴミ袋………が破壊されたモノ…ね。」


其処には言葉を失った和義の頭を擡げる姿と
ズタズタになり、ゴミの露呈した我が家の
ゴミ袋。



「…………あ…いやぁ…
なんでやろ…あはは…」


惨めに笑うあたしに振り向かない和義を見て、
あたしはもう言葉が発せなく、立ち尽くす。
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