∞1208∞
「あら、なにコレ」
ヨシロウが言う。
「んー?」
皆が乾杯し、カワタが軍艦マーチを熱唱する中
あたしはヨシロウの背中に手をかけた。
「あーその手紙な、話せば長いんやけどさ」
「結構よ。
…トモ!和義!」
「なんやな」
「なぁに〜?あら、柄にもなく可愛い便箋ね。あんたの?なにラブレター?やぁだー」
「バカズヨシ!見なさいよちゃんと!こんな可愛い便箋、キリコが使う筈ないでしょ!」
「だね〜(笑)
んー?なになに…んあ゛っ!」
「ミユキちゃん、ですか」
「トモ、さすが〜
そうよコレ、ミユキよミユキ!」
「…あの、何?意味がわからんのやけど」