あかとくろの間
その日もどうも調子がつかめなくて

しばらく休みをもらう事にした。

先輩の愛子さんが

「ホント、新人って使えない」

とわざと言ってきたので

「あたし17からやってます」

と言い返してその日は終わった。



目が覚めると外は薄暗かった。

時計の針は6時をさしていた。


「…アイツ、来たのかな…」


いるわけないの知ってるよ。

それでもその場に行った。


「やぁっっときた」
「…っ!!まだいたの??」
「いちゃ悪いのかよ」
「…1つ言いたいことある」
「ん。何??」
「いつからタメ語なわけ?」

輝は少し上を向いて

「わっかんねえ」

と舌をペロッと出した。


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