未来から
実は…
皐月side
皐月「んん…ん?」
ぱちっと目を開けるとさっきとは違う、和室に
いた。
上体を起こすと激しい痛みがはしった
皐月「いたた…あれ?さっき牢屋にいた様な」
ここどこだろ?
土方「おい。起きたか?ここは、俺の部屋だ」
さっきの怖い人とあの美少年さんと優しそうな大柄な男の人が布団の側で座ってた
皐月「(びくっっ
は、はい」
先程の事を思い出して身体が震えだした
総司「土方さん、そんなに眉間にシワ寄せてるからこの子怖がってますよ。」
怖い人をからかうような感じで言った美少年さんの言葉をうけてか、
土方「もとからだよ。この顔は」
と言って、その美少年さんを睨んでいた
⁇「二人ともやめんか。君はあれから、5日間眠っていたんだ」
ええっ!?そんなに!?
皐月「す、すみません!そんな長い間お邪魔してしまって」
??「それより、西山くん、申し訳なかった」
そう言って3人は頭をさげてきた
皐月「えっ?えっ?」
いきなりの出来事に戸惑っている
土方「話を聞かないで、女に拷問しちまってすまなかった。もし身体に傷が残っちまったら…」
とても、悲しそうな顔をした
皐月「そんな…!頭をあげてください!」
確かに拷問は怖かったけれど、
この時代で男の人が女の人に頭を下げるなんてありえないことだ。
それなのに、私なんかに謝ってくれた
この人達はきっと優しいんだろうな
不思議とそう思えた
皐月「私なら大丈夫ですよ。この通り動けますし!…っ」
そう言って、空元気に見えるように体を動かしてみたものの、あまりの痛さにしゃがみ込んでしまった
総司「大丈夫ですか⁉︎早く布団にもどって寝ててください!」
皐月「あはは。すみません。ありがとうございます。でも、起きてても平気です。」