未来から

『私が5歳の時、

大好きなお父さんが癌で他界しました。


明るくて、優しかったお父さん


悲しくて、何もできなかった自分に腹が立ちました

優しかったお母さんも同じことを感じたのか、深く深く悲しみました


そして、悲しみから立ち上がったと思えば


知らない男の人をよく家に連れ込むようになりました。私は出来るだけ鉢合わせしないように何処か外にいました


それからというもの男の人と上手くいかないと酒をよく飲み、私に暴力、暴言で八つ当たりをしてくるようになりました


私はたえた…


いつかあの優しかったお母さんに戻ってくれるって


でも、私が15歳の時に高熱を出して家事をやっていない時

母「なんでやってないのよ!!

熱?そんなの関係あるか!!

こんな当たり前のことができないの!?」


そう言いながら私を殴っては叩きました

皐月「ごほっ…ごほっ…ごめんなさい、ごめんなさい!!」

やめて、やめて!

痛いよぉお母さん…

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