未来から

ドドドドドド

…スパーーン


「「「西山!どうした⁉︎」」」


皐月「へぇ?」

いきなりの出来事につい間抜けな声を出してしまった

…さっきのシリアスな雰囲気も跡形も無く消えていった


総司「どうしたんですか?皆さんお揃いで」

平助「だって、さっき西山の泣き叫んだ声が聞こえてきたから、何かあったのかと思ってよ」

あ、さっきの…


大丈夫です

って返したいけれど、未だに涙は止まりそうにないし何より目が腫れて顔が涙でぐしゃぐしゃになってるだろうし見られたくないから



沖田さんの胸に顔をうずめて着物をぎゅっと掴んだ

それを察してくれたのか


総司「皐月さん、自分でも泣き止めなくて困ってるみたいです

でも、大丈夫だって言ってますよ」

ふふっと笑いながらそう言ってくれた



近藤「皐月くん、本当にすまなかった

女子である君をこんなに追い詰めさせるようなことになってしまって」







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