香りから始まる恋はいかがですか?

先に
風呂に入らせてもらうと

こちらもすっごくキレイだ。
普段、俺ができないとこまで
掃除されていた。

風呂から出てリビングに行くと

すでに
夕飯も用意されてて

「ビール飲みますか?」って。
何から何まで尽くされてる。

今日は、
夏が作ってくれたものを
ちゃんと味わいたいから
止めておくというと、

彼女は
「そんな気になさらなくても・・
『今日』だけ、
じゃないですよね?」と。

彼女が何を
聞きたかったのか、
よくわからなくて

「わたしが
ココに来ていいのって・・・

『今日』だけじゃ
ないですよね?」と。

「もちろん!
いつ来てくれてもいい。
合鍵、渡しとく。

なんなら毎日いてくれても・・」

といい合鍵を渡して言うと
彼女は嬉しそうに

「では、
わたしが夕飯を作るのも

『今日』だけではないので、
智史さん、
お酒を飲みたいときは、
飲んでくださいね」と。

キターー!!!

ノックダウン寸前です、俺。



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