香りから始まる恋はいかがですか?
「洗濯して、
クローゼットに収納したら、
なくなっちゃいましたよ?」
と当たり前のことを答えたら
「うっそ!」と慌てて
クローゼットに向かったので
なにか、まずかったかな・・
と思って
彼の後についていくと、
「ほ・・・ホントだ・・
って、まだココにも
物が入れられるんだな。
夏、凄いな・・・」
「えっ!?」
「いやーすごいすごい!」
と言って、
わたしの両脇を支えて
小さい子を高い高いするみたく
わたしを持ち上げちゃったんです。
あっ・・・足が浮いてますって!
この歳で、コレは
非常に恥ずかしいですっ!
「さ・・智史さん!
恥ずかしいですって」
って
真っ赤になった顔で伝えると
「あっ!ごめんごめん、
つい感動して、高い高いしちまった」
って。