香りから始まる恋はいかがですか?
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片付けも終わって
ソファで隣り合わせに座る
智史さんとわたし。
すると
「夏の作ってくれたご飯、
すっごく旨かったし
お風呂も
トイレも綺麗になってて
びっくりした。
1日、大変だっただろ?
どうもありがとう、夏」
と言って、彼は両手で
わたしの手を
包み込んでくれました。
「いえいえ!
なんだか押しかけて
いろいろやり過ぎちゃったかな
って、思ってたんです」
と言うと
「そんなことない。
男じゃ気づかないとこまで、
掃除してくれたり・・・
俺さ、夏を
もう手放せなくなってる」
と言って
彼の両手はわたしの頬に移り
キスをしてくれました。
ふぁ・・
と温かい気持ちになり
嬉しいのに涙が出そうです。