香りから始まる恋はいかがですか?
その後、
彼のご実家に連絡した時の
会話が本当に面白おかしくて
近くで聞いていたわたしは
笑いをこらえるのに必死で
涙目になってしまいました。
いきなり
『おれおれ詐欺』だとか
電話口の相手が変わると
彼はさんざん叱られており、
ひたすら頭を下げるんです。
ようやく
同棲の話ができたと思ったら、
怒られてたのから一転、
心配されて、
わたしが電話口にでたら
ものすごく明るいお母さんが
大歓迎をしてくれて
お母さんの声の後ろで
かすかに聞こえる
お父さんの声が
『なっちゃんに逢いたい』
と言ってくださって・・・
彼の家族もまた、
温かい方々なんだな・・・
と思って羨ましくなり、
わたし、嬉しくて
涙が出そうになりました。
自分の気持ち、
今夜ちゃんと言います。
ここまで
わたしを導いてくれた彼ですもん。
わたしも逃げてちゃダメですよね。