香りから始まる恋はいかがですか?
わたしが
お風呂に入っている間に
智史さんは、2人の予定を
照らし合わせて、
*姉の家に挨拶に行く日*
*安藤さんたちに会いに行く日*
*夏の引っ越しの日*
*買い出しの日*
と次々と予定を
決めてくれているようでした。
彼は、普段の仕事も
これだけ早いのでしょうか?
安藤さんに
聞いてみくなりました。
「智史さん」
と声を掛けると、
ようやく
わたしに気づいてくれて
それだけですっごく嬉しいです。
彼の
となりに座ると
「昨日の俺の部屋着姿も
なかなか良かったけど、
やっぱり自分の部屋着のが
落ち着くだろ?」
と言うので、
首を横に振り
「智史さんの香りに
包まれてる感覚も
とても心地よかったですよ?」
と返すと
「俺も夏の香りに包まれたい」
といい、
彼は、
わたしを膝の上に乗せてくれて
ぎゅっとしてくれました。