香りから始まる恋はいかがですか?

「夏さんを
ずっと幸せにします。

そして僕も
一緒に幸せになります」

と言い切ってしまった俺。

おい・・・!
このお二方を目の前に、
俺は、いま何を口走った?

プロポーズらしきこと
言っちゃった・・・よな?

夏に言う前に
どうしてそんな言葉が
口から出たのか、わからない!

するとお姉さんが

「そんなに気負わないで。
2人のペースでゆっくり
築きあげていけばいいんだから。

夏のこと、
よろしくお願いします」

と言ってくれた。

夏だけが俺の言葉を
いまいち
理解していなかったことだけが
唯一の救いだった。
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