香りから始まる恋はいかがですか?

「無理やり言わせて
悪かった・・・な。

でも・・・
夏は、こうして
自分で口に出さないと
きっといつまでも
自覚できないだろうと
思ったから言わせた。

決して夏を
苛めたかったわけじゃない、

・・・ごめん」

といい彼女の唇に
キスをした。

何度かキスをし、
俺は続けた。

「夏・・・これだけは
確かなんだ、最初に
好きになったのは、俺だ。

夏が俺を
好きになりすぎてくれるなんて、

俺は最高に幸せだ。

だから、
何も怖がることなんてない。

俺は夏の傍から
居なくならないから。

夏はいつだって、思ったことを
言ってくれていいんだ。

俺と一緒に居たいからって
同棲を受け入れてくれただろ?

そうやっていつでも素直に
ぶつかって来てくれていいんだ。

俺もわがままを言うし、
夏も遠慮する必要は無い。

もう我慢しなくていいから・・

全力でぶつかってきてくれ」

といい、キスを重ねた。

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