香りから始まる恋はいかがですか?
「その・・
毎日キスしたい・・」
「うん、いいよ。
まぁ・・・ほぼ毎日、
俺からしてるけどな。
夏がしたいときにも
すればいいよ?あとは・・・?」
と聞くと
彼女は顔を真っ赤にして
また視線をそらした。
それを俺は逃がさず、
「ほら、
ちゃんと言わないと。
あと何がある?
もっと家事を手伝えとか?」
首を横に振る彼女。
「デートしたいとか?」
「それも・・・
してもらってるよ。
そっ・・・そうだ!
智史は、ないの?
ほら、
わたしにしてほしいこと!」
「ないな・・俺がしたいことは
してるし、遠慮なく口に出してる。
ほら、話そらすな・・・
あとなんだよ?俺、本当に
思いつかねーんだけど・・」
というと
彼女は意を決して
俺の目を捉えて言った。