香りから始まる恋はいかがですか?

彼女を腕に抱きながら
ベッドに移動する。

ひんやりとした
シーツの肌触りが
火照った体を
少しだけ冷ましてくれた。

彼女の上着を丁寧に脱がし、
俺も上着を脱ぎ、
素肌を合わせてみた。

すると彼女は

「どうしよう。
・・・すっごく

緊張して・・て・・

わたし、
どうしたら・・・いい?」と。

「大丈夫、たぶん、
夏以上に俺の方が
緊張してるから・・」といい

彼女の右手をとり、
俺の胸に当てた。

すると彼女は

「ホントだ・・
智史も緊張するんだ・・・ね?」

「あたりまえ・・だ。

初めて自分から
こんなに好きになった人なんだ、

仕方ないだろう?」

といい、キスを落としながら
愛撫を続けた。

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