香りから始まる恋はいかがですか?
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あの騒動の次の日、
わたしはお休みだったので
少しの着替えを取りに
自宅へ戻りました。
さっちゃんはついてくると
心配しましたが
必ず戻ってくるからと約束して、
わたしを見送ってくれました。
1日空けた自宅は、
少し雑然としていました。
彼が脱いだであろう洋服や
飲みかけていたペットボトルが
放置されていたり。
最初にこの部屋に来た時と
同じような感じでした。
さすがに
見て見ぬふりができず
片付けをして
少しだけ寄り道をし、
安藤さん宅へと戻りました。
「おかえり、なっちゃん。
遅かったね、どこか寄ってきたの?」
と、さっちゃんに聞かれたので
「うん、ちょっと・・」というと
「その含みのある言葉
気になるなー、こっちきて」
と呼ばれてしまい、
「さぁ話して」
と言われてしまいました。