香りから始まる恋はいかがですか?
解決への兆し
・
終業後、
俺は長谷川部長と
近くの居酒屋に居た。
長谷川部長は、
5つ年上の37歳で、
上司・部下からも信頼が厚く
俺が好きな人の1人だ。
飲み物が来ると部長が
「おつかれ!
早速だが、お前から相談って
珍しいな!なんかあったのか?
プライベートだから、
砕けた口調で行くぞ」と言われ、
「はい・・」と俺も返事をし
取引先の会社の渡辺部長から
娘を紹介され・・
と一連の話をしていると
部長は何故かだんだん
怒りに満ちた表情になっていき、
最後まで
俺の話を聞いてくれた後、
「なんでお前はもっと
早く相談してこなかった」
と怒られ、部長は話を続けた。