香りから始まる恋はいかがですか?

「おいおいー!
ハレンチって・・・

お前、
朝からナンパしてたの?

昨日の言葉と今朝の行動が
伴ってないけどー?」と。

「いや
決してナンパじゃない、

ただの興味本意だ。
ポチのくせに・・」

「へぇー

彼女、
ポチちゃんって名前なの?
ちっちゃいし、顔は可愛いし、
スタイル良さそうだったよな」

「おいっ、お前!嫁がいながら
そんなとこに目がいってたのか?
浮気だな、浮・気・!」

「いやー
彼女、普通に可愛いから、
目がいくでしょ?

彼氏とかいんじゃないの?

お前から女性を
食事に誘うなんて、
いままであった?

俺が知る限りないよな」

「うっせー!

とにかく昨日からポチには
迷惑掛けられっぱなしなんだ!

だから食事にいくだけだ、
それ以上でもそれ以下でもない!」

「おぉ!こわっ
ムキになっちゃってー」

と言われ、

さらにイライラさせた。

『あっ、
恋人の存在も確認しねーで
食事にさそっちまった。
俺、先走ったか?』


< 22 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop