香りから始まる恋はいかがですか?
そう思ったら、なんか自分が、
すごく醜い人間に思えて、
苦しくなって・・・
いなくなればいいって思って・・・
思いつきで不動産屋さんへ
立ち寄ったんです。
部屋を探せば、
また気分も変わるかなって
思ったんですけど、
図面を見てたら、急に
あなたと離れるってことが
現実味を帯びてきて・・・
えっとそれで・・・
・・・んっ・・とそれで・・・
んっぐ・・・ふえっ・・
うっ・・・ぐっ・・・ふぁ・・
・・・ひっく・・・
ごべんなざ・・い・・
ん・・ふっ・・・ぐっ・・・
わたし・・・わたし・・・・」
と夏は突然、泣き出した。
そんな
彼女の姿を見ているのが
あまりにも辛くなり
俺は、席を立ち彼女を抱きしめた。
いままで、一切、
泣かなかった彼女が
泣き出したことに
安藤とさっちゃんは驚き、
彼女の思ってたことを聞いて
さっちゃんは涙を流していた。