香りから始まる恋はいかがですか?

それから夏は
持ってきていた荷物をまとめ、
俺がその荷物を持ち、
改めて2人にお礼をいうと、

「出産祝い、
期待してるからね」
とさっちゃんに言われ

さらに安藤は
「そうだ、なっちゃん!
いいこと教えてあげる」

と言い
夏に何やら耳打ちをし、

俺たちは
安藤の家を後にした。

安藤が夏に耳打ちした内容も
気になったが、
夏と2人きりになるのは
久しぶりで、少し緊張した。

彼女の手を握っているが
それすらもドキドキして
挙動不審になりそうだ。

< 225 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop