香りから始まる恋はいかがですか?

そうして話していると
さっちゃんが病室から
ゆっくり歩いてきて

「なっちゃん!
逢いに来てくれたの?」
と言い夏に抱きつき、

話を続けた。

「すっごく嬉しい!
どうもありがとう。
わたし、なっちゃんに
逢いたかったよ!

我が子、見てくれた?
ねっ、ねっ!!可愛いでしょ?

でもね、でもね・・・
すっごく痛かったよ
ってまだ痛いけどね。

鼻からスイカの例えを
この身を持って体感しちゃったよ」と

彼女はペースを崩さず
しゃべり続けた。

これを聞いてる方は
非常に恥ずかしかったりする。
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