香りから始まる恋はいかがですか?
「おねーさん、一人?
さっきから改札付近を
うろうろして、何やってんの?」
「おっ!意外ーっ!
可愛い顔してんねー
俺たち、
これから飲みにいくんだ、
おねーさんも
一緒に行かない?」
と二人の若者に、
声を掛けられました。
その若者たちからは
あまったるーい香水の香りがし、
気持ちが悪くなり、
「えっと、人を待ってまして・・
ご一緒できませんので・・」
というと、
「おっ!おねーさん、
喋ると、もっと可愛いね!
ほら、あのちっちゃい犬、
チワワに似てる!
やっぱり俺らと一緒に・・」と
いいかけ、
お2人の目線は
わたしから後方に移され
「あっ、待ち人きちゃったかー
残念。また付き合ってよー」と
立ち去ってくれました。