香りから始まる恋はいかがですか?
「えっと・・・でさ」
「なんでしょうか?」
「連絡先、交換しないか?」
「あっ!あぁ良いですよ、
これ、便利ですよねー
って、わたし、あんまり
使ってないんですけどね」
と言い、
鞄からスマホを取り出し
「はい!」と
彼の手に渡しました。
すると彼は
『えっ!?』と一瞬戸惑い、
わたしから受け取ると
ささっとスマホを操作し、
何やら設定してくださいました。
メールと電話番号と
LINEという
アプリの設定でしょうか?
簡単に操作の仕方も
教えてくださりました。
おお!!
現代の文明の利器は、
すごく便利ですね。
と、
こんなことしてる間に
ホント、遅刻します!!
彼にお礼を言って
走りました、はい、
もともとコンパスが短いので
一生懸命、
足を回転させて、走ったんですよ。