香りから始まる恋はいかがですか?
決戦の月曜日であります
・
時間は午後7時。
夏と約束した時間だ。
またしても俺は、
待ち合わせ時間に遅れて
少し焦ってる。
でも
今朝、夏への連絡手段を
手に入れていたおかげで
連絡を入れることができた。
彼女からは
『慌てないで気をつけて来て
くださいね』との返事。
その一言で
すっかり癒される俺って・・・。
駅に着くと、
さっそくあたりを見回し、
夏を探す。
ん?夏?
先についてるはず・・だよな?
もう一度ぐるり、
と見渡すが、どうにも
夏の姿が俺の目に入ってこない。