香りから始まる恋はいかがですか?
「うんうん、わかったよ。
俺の彼女になってね?」
「わっ・・わたしで・・
いいんでしょうか・・・?」
「もちろん!」
「・・・でも・・わたし、
まだ自分の気持ちが・・
よくわからないんです・・よ?
自分に自信もないんです」
「いいよ、夏の気持ち、
いつまでも待つから。
それに絶対、
俺は、夏を振り向かせる。
自信がないなら、俺が
毎日、可愛いっていう。
でも・・俺も男だから
容赦しないよ?
嫌だったら、ちゃんと逃げて?
今朝みたいに突然、
キスしたくなちゃうかも」
と言うと、
夏は泣いたまま
「うっ・・・ん。
よろしくお願いいたします・・
ふぇーんーわぁーん、木村ざんーっ
ごべん・・・なざい・・・」
ごめんなさい、
居酒屋さんの真ん中で
わたし、大号泣です。