香りから始まる恋はいかがですか?

彼は優しく
「おはよ、夏」といい

あたふたしているわたしの頬を
両手で包み込みキスをしました。

唇が離れると

わたしも
「おはようございます」というと

彼は、また唇を重ねてきて
顔の角度を何度も
変えるようにして
わたしの唇を啄んでいました。

もぉ、
ドキドキが止まりません。

すると彼はわたしを見つめ

「毎朝、こうやって
夏と朝を迎えることができたら、
俺、一生、幸せだなぁ」と。


「そうですね、きっとわたしも
幸せです」と答えられました。



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