妄想片想い寄りの女子。




本当にこいつは…

とか呆れてたら肩をものすごい力でたたいてくる実帆

「つぎは、なんだっ…てば…」

後ろ振り向いたら、告白したあいつが…

「…あ、よう…」

「あ…えっ、よっ…!!」

とにかく返事返さなきゃと声をだした

笑顔にしてみたけど、完全にひきつってる気がする

お互いに下を向いて黙りこむ

私が好きになった人

冴月 友也(サエヅキ ユウヤ)くん

「あぁ~~…ちょ、来て」

髪の毛をクシャクシャとして

私の右手をつかんで早歩きしだした冴月

ふりむいて実帆を見てみる

実帆は笑顔で手をふってる…

なにこルぅレぇエええ??

体力のない私は途中でとまってほしかったから

息をきらせながらも声をだした

「ちょ!まってよ!!」

と、言ってみたらすぐに冴月はとまってくれた

下をむいてる冴月。

まってよ、また妄想が…




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