Brave Princess
~3年前~


ある日私はソフィアの仕立て屋に、見せたいものがあるから、と招かれた。

だけど、仕立て屋についてもソフィアは無言で私のことを見ない。

「ソフィア??」

私が声をかけると微かに肩を震わせゆっくり顔をあげるソフィア。

その顔は今まで私が見たことがないような苦痛そうな顔つきだった。


「ラーニャ……様」

「ソフィア…どうしたの…?急に様なんかつけて。別に周りに誰もいないよ?何かあったの?」


「ごめんなさい…」




「え?」


ソフィアが泣きそうな顔で私に謝る。


「どうしたのよ…何かあ…っうぐっ!


!?!?!?


急に口を押さえられ訳がわからず抵抗すら忘れる私。



「本当に…ごめんなさい…」



そう謝るソフィアは膝から崩れ落ちる。
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