Brave Princess



いつものことだから結婚の申し込みだと……
やだ!私凄く自意識過剰じゃない!!
私は自分のおかれた状況に気づき思わず恥ずかしくなる。



「ご、ごめんなさい!!」


「あ、あ!大丈夫です!ただ僕はラーニャ姫と、その、あ、お、お友達から始めていきたいなと…」



「ええ!もちろん!こちらこそお願いしますわ」



「で、では、明日一緒に何処か行きませんか??」


「明日は…」



さっきのことをふと思い出す。

『明日の4時ここに来い!』



あいつの言いなりになんてならないんだから。あんなムカつく奴の言いなりになんて。


「あ、あのー?」

「あ!ごめんなさい!もちろん大丈夫ですわ。あちらで詳しくお話ししましょう。」


私はそう言い、周りの残念な顔をしている男達に目もくれずラータの手を取った。
< 31 / 31 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop