Brave Princess
いつものことだから結婚の申し込みだと……
やだ!私凄く自意識過剰じゃない!!
私は自分のおかれた状況に気づき思わず恥ずかしくなる。
「ご、ごめんなさい!!」
「あ、あ!大丈夫です!ただ僕はラーニャ姫と、その、あ、お、お友達から始めていきたいなと…」
「ええ!もちろん!こちらこそお願いしますわ」
「で、では、明日一緒に何処か行きませんか??」
「明日は…」
さっきのことをふと思い出す。
『明日の4時ここに来い!』
あいつの言いなりになんてならないんだから。あんなムカつく奴の言いなりになんて。
「あ、あのー?」
「あ!ごめんなさい!もちろん大丈夫ですわ。あちらで詳しくお話ししましょう。」
私はそう言い、周りの残念な顔をしている男達に目もくれずラータの手を取った。