私と君の境界線*完結*
「お金、やっぱり出そうか??」
「いいって」
「いや、でも悪いし。」
「じゃあさ、デパートまで手、繋いで行こうよ。」
「え。」
「気づいてる??さっきから30cmも幅ないの。だから平気かもしれないし。無理なら無理って言ってくれればやめるし。ね?」
「デパートまでなら…」
「きまりっ ほら」
辰哉が左手を出してきてその上に私の右手を乗っけてこれはきっも恋人つなぎというつなぎ方で手を繋いだ。
「ね?平気でしょ??」
「平気だ……」
「早く行くよ?」
「うんっ!」