狼男子に好かれました。
「誰もいないみたいだな。」



「じゃあここでしましょ!」



どうやら、入ってきたのは私の眠気を覚ました男子と女子のようだ。



しよう、やろうとか言ってるけど何をしようとしてるの?



そう思っていると、隣のベッドでドサッという音がした。




「これで誰にも邪魔されないな。」



男子がそういうと



保健室に変な音と声が響いた。



「ん・・・、ふぁ・・・。」



女子の甲高い声が響いた。




・・・?!何してるの?この人たち!!



キーンコーンカーンコーン



すると、授業の始まりのチャイムが鳴った。



「あっ。もう授業が始まっちゃう。今日はここまでね。」



「えー。せっかくいいところなのに。授業さぼろうぜ。」



「無理無理。怒られるから。じゃあ続きは放課後ね。」



そんな会話が聞こえると、ガラガラとまた扉が開いた音がした。



女子と男子は保健室から出てったようだ。



はあ。眠れなかった。



まだ頭が痛いよ・・・。



そう思いながら体を動かすと、ギシッという音が響いてしまった。



「ん?誰かいんの?」



さっきの男子の声が聞こえた。



え?!まさかまだいたの?




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